イーノ:デジタルレコーディングの可能性にワクワクしている。最近は誰もかれも「アナログに戻ろう」なんて言っているが、「くそくらえ…デジタルに突き進もうぜ」と言いたいね(笑)。
―(笑)。確かに最近はそういう風に言われる傾向にありますね。
イーノ:例えば、ポーティスヘッドが相当年季が入った調整されていないシンセサイザーを使っているとか、アナログテクノロジーを今でも大事にするバンドがいる事も嬉しいんだがね。ただ、アナログに対してロマンを抱く事には反対なんだ。
―それは具体的に言うと?
イーノ:アナログ楽器というのは、不安定で重くて制限だらけで、決し ていいものではなかったんだよ。「そんな楽器でも時に素晴らしい音楽を作る人間もいた」というだけで。それを今じゃ「あんな楽器だったからできた」なんて 言ってるが、あんな楽器「でも」できたんだよ。素晴らしいのは楽器じゃなくて人間の方だったって事だ(笑)。
" permalink